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足尾に緑を、渡良瀬に清流を
現代に続く足雄鉱毒事件の全体と、
田中正造の思想を学ぶための入門書
足尾鉱毒事件は明治最大の社会問題として世間の見聞を集め、後に「公害の原点」として語り継がれることになる。
足尾銅山の隆盛は、鉱毒被害を渡良瀬川流域にもたらし、田中正造を先頭に被害農民らは操業停止を求めてたちあがった。数度の押し出し、弾圧に遭った川俣事件、正造の天皇直訴、そして谷中村を廃村に追い込む遊水地計画の浮上。
一方、精錬所から排出する亜硫酸ガスは、 上流の松木村を滅亡にう追い込み、煙害はうっそうたる足尾の樹林をハゲ山と化した・・・・・。
それから百年、渡良瀬川に清流を取り戻し、足尾の山に緑をよみがえらせようと、市民ボランティアが活動を始めた。さらに、地域のれきしをふうかさせないために、記念館建設に向けた動きが歩む出した。
本書は、足尾鉱毒事件の全体と、田中正造の思想を学ぶための入門書であるとともに、地域の歴史を市民自らが創っていこうとする力強い意思が込められた書でもある。(随想社新刊案内より)
執筆は三年がかりだった。中学の社会科教員を務めていた二十歳代後半ごろから、郷土を知る授業に取り入れるために勉強してきたメモをなどを基にまとめた。小学校の現職員から「難しい本ではなく、パンフレットのように、一冊でわかる本があれば」と相談を受けたのが執筆の動機という。
直訴百年の年に出版した著書について「鉱毒事件は大きな事件。通りいっぺんの内容かもしれないが、事件や正造の名を聞いたことのある人に読んでもらい、興味を持った人には、さらに専門的な勉強へ進んでもらいたい」と話している。
(2001.12.31上毛新聞の紹介記事より)
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