GEME REVIEW
CYBER TROOPERS
VIRTUAL ON
ORATORIO TANGRAM
M.S.B.S. vir5.4
(C)1999 SEGA

自他共に認めるゲーマーとしての私。そしてそれに誇りを感じている私。そんな私自身に問います。 「卿がもっともプレイしたアーケードゲームは?」と。前々から考えてはいたのですがいまいちハッキリしません。 古くは半ば義務感のようにプレイしていたXEXEXやGRADIUSIII、ツインビーヤッホー、沙羅曼陀2、RAYSTORM、G DARIUS、鉄拳…どれもかなりの金額を投資したゲームですが、あまりスコアには興味のない私には“極める”事によって興味を失ってしまい、自然消滅という形で私の中から去っていきました。鉄拳シリーズに関してはAC版とほとんど代わりのないコンシューマ版が発売され消えていきました。そんな中、電脳戦機バーチャロンの2作目である“電脳戦機バーチャロン オラトリオタングラム”は発売からかなり経ちましたが未だに私の中では燃焼を続けています。これはコンシューマ版が発売されたところでも変わりはしませんでした。 格闘ゲームはやらないのであまり大きな事は言えませんが、格闘というジャンルは極めるということが非常に困難な事と思います。バーチャロンも異色ではありますが格闘ゲームの一端として極めることは困難です。 それが第一に。そして第二に良きライバルたちに恵まれたという点も長くプレイしていられる要因となっているのでしょう。さらにコックピット型の大型筐体でありながら一般筐体と同じ50円というプレイ料金を設定してくれているすばらしい店も忘れるわけにはいきません。

人にもよるでしょうが、どんなゲームでも自信がつけば人にプレイを見せたいもの。特にバーチャロンは魅せるゲームと思っています。SEGAのMODEL3という強力な基盤を用いたこのバーチャロンはとにかく魅せてくれます。 初めてプレイしたときの感動は未だにありありと焼き付いています。そう、あれはプレイヤーの誰もが100%経験する場面です…キャラ選択後の発進デモなんかじゃありません。それは1面開始時の演出です。初めは一瞬霧で真っ白(実際は雲の中ですが…)。その霧が徐々に晴れていき敵が姿を現す…なんでもないこの一瞬の演出が私の心をとらえたようにも思えます。

負け込んでいるときなどはまた話は別ですがプレイしていて気持ちのいいゲームでもあります。低く鈍い音とともに発射されるバズーカや発射中、青白い光に包まれるレーザー、煙を残し飛んでいくミサイル、巨大なキノコ雲を残すI.C.B.M.、跳ね返される攻撃、砕け散る装甲板や氷、視覚的や聴覚的に演出が気持ちいいです。

“気持ちいい”といえばやはり接近戦でしょうか。そしてバーチャロンといえば接近戦、そのくらい重要な要素です。 発売から1年ちょっとが過ぎ、バーチャロンはマイナーチェンジ版発が発売されました。それまでのM.S.B.S.(Mind Shift-Battle SYSTEM)ver5.2からM.S.B.S ver5.4へです。数値の意味はともかく5.2をやりこんだプレイヤーは初め困惑があるでしょう。大きな変更点は、総じて接近戦以外がやりにくくなったことです。具体的にいうと長距離兵器の誘導性がかなり低くなり、命中させることが困難になりました。対して接近戦は一部例外もありますが全キャラ共に性能が上がっています。開発者の「もっと接近戦を!」という叫びが聞こえてくるようです(笑)。接近戦好きの私やその周囲の人物にとってはありがたいことですがまさに諸刃の剣といえるでしょう。接近戦時の性能は上がっているとはいえ 初心者にとって重荷であることは間違いないでしょう。中級者以上へのサービス(?)はともかく、初心者への配慮の方が重要に思えます。今さらこんな基本的なことはいいたくありませんが、大会で優勝するような強者であっても初心者という時期はあったはず。そして幸い見たことはありませんがみるからして初心者に乱入する初心者イジメ をする方、これから伸びようとする若芽をつみ取るようなことはやめましょうよ。初心者イジメはともかく、やっぱりver5.4は敷居が高いです。バランスは良いんですけどね〜。

“敷居が高い”と何度も書きましたが、それは対人戦であってCOMのレベルはかなり低く設定されており、初めてでも2,3面くらいは行けることでしょう。

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